音の泉ワクワク vol.71  2012.10.29. 井上省三さん

久保田  こんにちは、おかえりなさい!

北村   はい、ただいま帰りました無事に!途中で事故にあったりとかしてですね。(笑)車は廃車になった
      んですけど、身体は全然大丈夫で・・・いろいろありました。

久保田  佳さんと一緒に東北を回ってらっしゃったんですよね?

北村   仙台、石巻、そして東京に戻ってきて立川、合計4箇所で演奏会をしました。宮城の方は、石巻で無料のコンサートをさせていただきましたけれども。私もすごい気になっていて、自分のこの目で見て感じて来たいと思ってたんです。おかげさまで、いわゆる普通の旅行とは違って、現地の方といろんな話をゆっくりさせていただく事が出来て、本当にしっかりと関わって、今後も出来るだけの支援をしていきたいなと、思った事でした。仮設住宅がずらっと並んでいて・・・結局仕事がないんですよね。それから、セシウムの関係だと思うんですけれども、とにかく作物を育てられない。なかなか厳しい状況だなと思いましたね。仕事のない中、就労支援という事で、いろんな雑貨を作ったりして、そういう小物も置いてましたので、それを買うなんて事がこちらでも出来るなと
      思った事でした。

久保田  作物とかもね、作って問題がなくても、風評被害とかいろんな影響も出てきてるでしょうし。堀内佳さんも現場に行って、現地に行って、その風とかいろんなものを感じたい、体感したいっていう風におっしゃってましたが、真実さん自身も現地に行って、いろんなものを吸収してこられました?

北村   はい。現地の方の言葉、現地に入ってそこで生活をしながら支援をしてる方の言葉、そして大川小学校っていう、百数十名のところ74名の児童が亡くなった、大惨事の小学校の跡も見て来ましたけども。学校だけがちょこっと残ってるっていう感じで、ほとんど流されてるんですよね。・・・なんか、高知県もいつどうなるかわかりませんしね。なので、元気なところが出来る事をしっかりとしていって、お互い助け合っていかなきゃな、ととっても思いました。音の文化振興会の方でも、音の文化カフェでそういうグッズを売ったりとかいう事も、していきたいと思っています。

久保田  高知に帰って来たのは、いつになるんですかね?

北村    金曜日の夜に帰って来ました。月曜日から5日間行って参りました。
    
久保田  帰って来てから、また高知の普段での生活が待っていた訳ですよね。

北村   そうですね、今はとにかく芸術の秋真っ盛りですからね!土曜日は生誕150年のドビュッシーのコンサート、杉本成美さんと泉真由さんのピアノとフルートのコンサートも行って参りましたけれども。本当にお二人若くて華があって、素晴らしいコンサートで。お二人共に、やっぱり自信を持って楽しんで音楽をされているので。夜のコンサートは満席で、追加公演昼も満席でした。大盛況で!お二人これからの活動にも注目したいと思いますね。それから昨日は、大阪からピアニストの近藤文さんが来られまして、シューベルトの遺作のピアノソナタを、1曲50分もするんです!多分、一生の中で生で聴けるっていうのは、滅多にないと思うんですけど、とても素晴らしい演奏でした。
      
久保田  演奏も大変ですね!

北村   大変だと思いますねぇ。

久保田   楽譜とかどうなってるんですか?
       
北村   楽譜はもちろんあるんですけれど、全部暗譜で。

久保田   あぁ、もう全部覚えてて!?

北村   もちろんそうです!

久保田   50分ぶん!!?
    
北村   もちろんです!

久保田   いやいや…!すごいな!  
    
北村   全部のプログラムは、他の全部入れると2時間近く!

久保田   はぁ~!すごいもんです。  

北村   すごいもんですね。(笑)ゲストの方お待たせしてるんですけど、もう一個だけ。これ、見てください~久保田さん!昨日授賞式がありまして、「たんぽぽ教育研究所」から文化賞をいただきました!

久保田   「第3回 輝けたんぽぽ教育文化賞 実行委員会一同」から、「心癒される音楽のある町づくりに、これからも励んでくださるで賞」、「特定非営利活動法人 高知音の文化振興会様」という事で。

北村   パチパチパチ!(笑)

久保田   これまでの活動が認められた訳ですよね。

北村   まだ活動これから・・・「励んでくださるで賞」ですからね!期待をかけられてるかな、っていう感じで。
     
久保田  そうですよ!あっ、で更に、「季刊で発行される情報誌『おとの泉』は、手作りの紙面でありながら、高知県内の音楽情報を網羅した情報誌として、大変高い評価を受けています」って!

北村    そうなんですよ!嬉しいですねぇ。

久保田   真実さん、「あっ!私書いてます!」って言いませんでした?(笑)

北村    (笑) 参加してくださった方にしっかりお配りして、「これです~っ!」って宣伝してきました。今日もね、「おとの泉」を見たっていう事で、音楽ライブ情報の掲載お願いしますっていう電話連絡を、今日来る前にいただいたんですけれども。そんな事でですね、また頑張って・・・時々くじけそうになりますけど、これでしばらくはまた頑張っていけます。(笑)
  
久保田   (笑) より一層励んでください!

北村    ありがとうございます。
では、お待たせしました。今日は井上省三さんをお招きいたしております。こんにちは。

井上    こんにちは。よろしくお願いします。

久保田   よろしくお願いします。井上さんのご紹介を。

北村    はい!井上さんは、アルテックのあるヤングプラザの、アルテックの丁度お隣に「スタジオギルド」っていうところを構えられていまして、もう長いんですよね。もう何年になります?

井上    えっとね…スタジオを構えて13年ですね。実際の演奏は、死ぬ程前からやってますけど。

北村    (笑) 
        
井上    もう40数年やってますね。

北村    ずっと演奏活動をしてこられて、そのスタジオギルドでは、ライブももちろんですけれども、そこでジャズのレッスンをされてて。それがすごいんですけど、省三さんは何でも教えられるんですよね!

井上    ・・・言い過ぎです。(笑)

北村    いや!でも実際そうですよね。ボーカルにサックスに・・・すごくね研究熱心な方で、いろんな勉強をされてて。ベースもですよね?いろんな楽器もアンサンブルも、という事で、この13年の間にすごいたくさんの、多分100人は軽く超しますよね、沢山の方を育てられてる方です。
       
久保田   スタジオギルドが出来て13年というお話でしたけども、スタジオを作ろうと思ったきっかけは、何かあったんですか?

井上    僕26で結婚したんですけど、その時からもう、50歳になったら仕事を辞めて音楽家になろうって決めてたんで。単にそれを実行したっていう事ですね。

久保田  じゃ、今は50+13のお歳という事で・・・なるんですか?

井上   (笑) そうです!

久保田  あれ!でも見えないですねぇ。へ~ぇ!
       じゃ、自分がイメージしていた通りのライフプランで、50からはジャズにもっと打ち込んでと、いう事なんですね。

井上   (笑) うまくはいかなかったですけどね。

久保田&北村  (笑)

井上   けどかなり近い、自分の思ってる事にかなり近いところまでは、出来たっていう風に思いますね。

久保田  以前ちょっと聞いた事があるんですが、高知はとてもジャズが盛んなところであると。

北村   昔、結構そうだったみたいですね。

井上   僕らぁの時代はそうでしたね。

久保田  井上さんの、ジャズとの出会いって言うのは、いつぐらいなんですか?

井上   やっぱりね、高校生ですね。高校生の時から大好きになって。中学生の頃に丁度、フォークソングとか、それからロックとかジャズとか、ごったになってあった訳ですよ。それを、僕はジャズへ入って行った。まぁ、ワローさんなんかはフォークへ入って行った。それから、沢山の方はビートルズとか、ベンチャーズへ行った。僕はジャズの方へ行ったっていう、ただそれだけですね。

久保田  その当時、高校生でジャズの方へ気持ちが行くって言うのは、少なかったですか?

井上   (北村に向かって) そんな事なかったよねぇ?
      結構・・・あ、歳違うけど。(笑)

北村   私の時は、少なかったですよ。

井上   結構多かったですよ。ジャズの、いわゆるビッグバンドっていうのが10個以上あったんで高知市内に。

久保田  そんなにあったんですか!

井上   ありました、ありました。

北村   すごいですね!時代が違いますね。(笑)

井上   それからキャバレーも沢山あったんで、高校生の分際でよくキャバレーへ。まぁ、裏から入って行ったんですけど。良い思いをさしていただきましたけど。(笑)

久保田  もちろん飲まず、雰囲気を楽しむだけという。

井上   そうですね。演奏を観させていただく。生のバンドが沢山ありましたから。

久保田  やっぱり生の演奏って違ったもんですかねぇ!

井上   あぁもう、全然違いますね。

久保田  いつか自分もあんな風に吹いてみたいなとか。

井上   思いましたね、やっぱり。

久保田  そうですか。
       今は何人ぐらいの方を教えてらっしゃるんですか?

井上   えっとね、27人ですかね。

久保田  27人!やっぱりボーカルであったり・・・。

井上   ボーカルとサックス、フルート、ギター、ベース、ピアノ、ドラムとか、いろいろです。

久保田  幅広いですね、やっぱりね!

北村   すごいですよね!

久保田  井上さんが何人もいたら、それでバンドが出来ますもんね。
       どうですか、昔と今でジャズに対する打ち込み方の、世代の違いとか、そういったものってのは感じる事ありますか?

井上   そんなには感じないですけど、やっぱりジャズをやりたいなって思ってる年代の方は、意外に30過ぎた方が多いですね。僕のスタジオに訪ねてくれる方も、30過ぎてる方が多いですね。だから、18歳とか、いないんですもんね。あぁ、1人いたか・・・高校生が。

久保田  やっぱり30ぐらいで、ある程度人生も経験してきて、自分自身もジャズやってみたいなって気持ちが出てきたり。
       真実さんは?井上さんとの出会いって言うと、どういうきっかけだったんですか?

北村   私は、大学に入ってからジャズを始めたんですけれども。市役所にお勤めだったので、市役所の一角が練習スタジオみたいになってまして、私がそこへ行ったのが一番最初だと思うんですね。多分20代の頃だと思いますけど。

久保田  指導も受けていた訳ですか?

北村   見に行った・・・多分、はい。

井上   僕もその頃、生意気盛りですからね。(笑) あんまり覚えてないですけど。

久保田  そうなんですか。(笑)
       今日はお二人、生演奏をしていただけるという事で。

井上   ・・・恐ろしいですよね。

久保田&北村   (笑)

久保田  もう準備もしていただいてるという事で。・・・真実さん、よろしいですか?

北村   はい!と言うか、大先輩の井上さんと演らしていただくの、実は初めてではないですか!

井上   初めて。

久保田  今日初めて?!

北村   実はジャズって、打ち合わせなしでも出来ちゃうところが、ジャズのすごい良い所なんですけど・・・。よろしくお願いします。(笑)

井上   はっはっは。(笑)

北村   何をいかれましょうか。

井上   じゃ、イパネマの娘を。

北村   はい!じゃ、テンポは?

井上   120ちょっとぐらいで。

北村   ボサノバで。

井上   じゃあ、どうしょうか、8小節ぐらい僕イントロ吹きますから、最初のコードで。で、歌出ていきます。

北村   はい、わかりました。

~ 井上省三さん(サックス&ボーカル)、北村真実さん(ピアノ)の生演奏 「イパネマの娘」 ~

久保田  (拍手) いやぁ、スタジオの電気もう少し暗くして、聴いときたかったかなぁって感じですねぇ!
       ありがとうございました。このスタジオのマイクのセッティングがですね、井上さんが立って演奏されるんで、マイクから距離が離れて、しかも真実さんが演奏するキーボードの音の出るスピーカーが、マイクのすぐ側にあるんで、なかなか井上さんのボーカルが届きづらかったかも知れませんが。雰囲気はリスナーの皆さんにも届いたでしょうか。

井上   丁度良かったんじゃない?(笑)

久保田  いやいやいや!途中でボーカルが、もう少し聴きやすくなったかなと思うんですが。うちのスタッフがマイク用意しましたんで。どうですか放送での生演奏って、普段とあんまり気持ちは変わらないですか?

井上   いや!やっぱり違いますよ。

久保田  そうですか。

井上   こんなシンとした所で・・・。

久保田&北村  (笑)

久保田  確かにそうですよね。(笑) 普段ちゃんと聴いてるお客さんもいて、いろんな表情で、目を瞑って聴いてる方とかもいれば、お酒を飲みながらなんて方もいらっしゃるでしょうし。

井上   そうですね。意外に冷たいもんですよね、こうやってみたら。

久保田  ラジオのスタジオですか?!

井上   はい。(笑)

久保田  演奏のライブのコンサートをやる雰囲気ではないかも知れないですね。(笑)
       たっぷり話に集中していただける空間かも知れませんが。
       真実さん。初めて井上さんとの演奏、どうだったですか?

北村   いやいや、あの・・・ありがとうございました。(笑)

井上   ありがとうございました本当に。というか、リハもなしで全く初めてで。まぁけど、大体こんな、何とかなるもんですね、ジャズってのは。(笑)

久保田  それがライブ感って言うか、ノリの良さみたいな部分なんでしょうかね。

北村   そうですね。ジャズの場合はルールがありますので、誰でもルールを覚えたら出来るんですよね。やっぱり敷居が高いとか、思ってらっしゃる方もいらっしゃると思うんですけど、要は楽譜がなくって、自分で考えて音出さなきゃいけないので、めちゃくちゃをする事は出来ない。でもそのルールを覚えさえしたら、誰でもが楽しめる。そういう事を省三さんが教えてらっしゃるんですよね、きちっと。

井上   あぁ、良い事言いますねぇ。本当にその通りですね。そんなに難しくないんですよね。

北村   そうですね。

井上   キチッとルールを勉強して、ルールを守ってさえやっていけば、絶対うまくなるんですよね。

北村   はい。雰囲気でやってるとか、自分が自分がと思ってやってる方は、パッと合わしても合わないですから、ちゃんとルールが分かってれば、誰がどんな人とやってもすぐに出来ちゃうところが、ジャズの良いとこですね!

久保田  ほぉ、その感覚って、実際に演奏した人でないと分からないんでしょうね、その一体感って言うか。

北村    会話と同じなので!

井上    そうですね。

北村    本当に「初対面の方と会話が弾む」、そんな感じで音を出す。音は世界共通の言葉だって言われてますけど、実際本当にそうだと思うんですね。なので、「ちょっとやってみようかな」と思う方は是非!

久保田   そうですね。スタジオギルドでは、全くの初心者も歓迎?

井上    そうしてます。けど意外に、昔ビッグバンドやってたとか、ブラスバンドやってたとか、ロックやってたとか、そういう方が訪ねて来てくれますね、やっぱりジャズやりたいって。

北村    ちなみに、すぐ近くに井上省三さんのライブがあります。どんな感じかなと思われたら是非、こちらの方に来ていただけたらと思いますけれども。11/1(木)、場所がはりまや橋商店街の中にありますBeeStationで、午後7時~。入場料が1500円、大学生以下は1000円、当日券は500円アップという事でやってます。「井上省三トリオプラス ライブ@BeeStation」という事で、是非こちらの方に来ていただきたいと思います!が、大丈夫ですか?ドッと行っても?(笑)

井上    (笑) とりあえず席はね、そんなに沢山構えてないんですよ実は。お客様に立って観ていただくっていうの僕はあまりしたくないんで、テーブルと椅子を構えてますから、せいぜいいっても60ぐらいやと思います。

北村    なるほど。そしたら前もって、予約をしていただく、チケットを確保していただくという事ですね。

井上    のがありがたいなという気がします。

北村    スタジオギルドの方にじゃあ、連絡をくだされば良いでしょうかね。

井上    ないし、BeeStationへ。よろしくお願い致します。

北村    はい!スタジオギルドの電話番号が088-878-0617です。

久保田   ジャズを始めてみたいと言う方も、同じ電話番号で、スタジオギルドの方に問い合わせしていただいたら、構わない訳ですね。

井上    はい。

久保田   どうですか、これから高知のジャズ、こんな風になってって欲しいなとか、井上さんの想う夢とか理想とかありますか?

井上    真面目にジャズを一生懸命やってくれる人が増えれば良いなと思います。

久保田   うーん。この一言の重さっていうのは、真実さん、分かります?「真面目にやってくれる」。

北村    分かります!やっぱりジャズは、頭脳プレイという風に言われるんですけれども。フィーリングも大事ですけれども、フィーリングではなくてさっきも言ったように、キチッと意味が分かって、本当の意味でコミュ二ケーションが取れる、良いアンサンブルが出来る人が増えると、ジャズ文化っていうのはどんどん栄えて行くと思うんですね。真面目にやる事が、本当に楽しむコツだと思います。

久保田   11/1のBeeStationでのライブでまた、「これがジャズか」というのを感じていただいたら良いかなと思いますね!井上さん 北村さん、ありがとうございました! (文字起し C.M)

~その他ライブ情報~
シネマの食堂2012
11/3 (土) 16:00
@graffiti藁工倉庫 (高知市北本町4-1-23)
参加上映 「しあわせ」 http://www.h6.dion.ne.jp/~buneisha/bistro2012.html
出演:有田准子 http://works128.jp/arijun.htm 他
映画、すばらしいです。ぜひご来場ください。    

高知交響楽団第149回定期演奏会
11/4 (日) 14:00
高知県民文化ホール(オレンジホール)
一般1500円 当日1800円 学生800円 当日1000円  
指揮:高橋 敏仁  演目:シベリウス/交響曲第2番     
メンデルスゾーン/「真夏の夜の夢」より     
ベートーヴェン/序曲「献堂式」
問い合わせ:088-864-2533(竹内)

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